Fern Planet - Ilusión

はっとして 振り返るんだいつも あなたの声が聞こえた気がして
はっとして 我に返るよりも 先に体が 記憶に応えてしまうよ

さよならまたね また会う日まで 名残惜しく 扉を閉めた
いつだって悔いのないつもりでいた ほんとのさよならまでは

嘘みたいだった あなたの声も笑顔も温もりも
今もまだ消えない 消せないよ
目まぐるしく回る未来にあなたを 探してしまう

曖昧な夢から覚める度 残酷な期待で潰れそうになる
ひょっとしていつもの冗談で おどけた顔でタネ明かしに
来るんじゃないかとか

脇目も振らず 針は進んでいく 追いてけぼりの心が痛む
それでも僕らは 生きてかなきゃ 失う意味を、失う

意味のないことなど 起こりはしない 全てが”今”になる
大切なものを失っても
胸に残る幻影を悼み 誰かを 愛せるから

まどろみの中 あなたに会えたら 腑抜けた僕を叱るのだろう
この現世超えて 行き着いたら飽きさせない物語を

嘘みたいだった あなたの声も笑顔も温もりも
今もまだ消えない 消せないよ
目まぐるしく回る未来にあなたを
嘘みたいだった

いつかまたどこかで